営業の仕事をしていると、「会社の看板」の強さを実感することがあります。
会社名を名乗れば、初めて連絡する相手でもアポイントを取れることがあります。
でも、もし会社名を外して、同じ僕が一個人として連絡したらどうでしょう。
おそらく、同じようには会ってもらえません。
話を聞いてもらえることも、提案する機会をもらえることも、すべてが自分の営業力だけで成り立っているわけではありません。
会社のネームバリューがあります。
これまで先輩たちが積み上げてきた信用があります。
商品があります。
実績があります。
既存のお客様との関係があります。
営業として仕事をしてきたからこそ、僕は会社の看板のありがたさをよく分かっているつもりです。
だから30代になって、逆にこんなことを考えるようになりました。
会社の看板を外したとき、自分自身にはどれくらいの価値があるのだろう。
それを一度、試してみたい。
そして今は、このRITSUMAROという自分の看板を少しずつ育てています。
20代の頃は、会社一本でよかった
20代の頃の僕は、かなり会社中心で生きていたと思います。
仕事で成果を出したい。
評価されたい。
もっと大きな仕事を任されたい。
そのために、目の前の仕事に本気で向き合ってきました。
今振り返っても、その時間を後悔しているわけではありません。
もし20代の自分に何か言えるとしても、
「会社に期待しすぎるな」
でも、
「もっと自分の時間を大切にしろ」
でもありません。
たぶん僕は、
「そのまま頑張れ」
と言うと思います。
あの頃に本気で仕事をしたからこそ、今の自分があります。
営業としてお客様と向き合った経験。
社内で人を動かした経験。
トラブルに対応した経験。
数字に責任を持った経験。
そして今は、管理職として人や組織について考える立場にもなりました。
会社一本で頑張った時間があったから、今ブログに書ける経験もあります。
だから僕は、20代の頃の働き方を否定したいわけではありません。
ただ、30代になって一つだけ変わりました。
本気になる場所を、会社だけにしなくてもいい。
そう思うようになりました。
頑張るほど、会社への期待も大きくなる
会社で仕事を頑張ると、どうしても期待が生まれます。
これだけ成果を出したのだから、評価されるだろう。
ここまで頑張ったのだから、次はこんな仕事を任せてもらえるだろう。
自分なりに結果を残したのだから、会社も見てくれているだろう。
僕自身、そう思ってきました。
でも会社は、自分一人の努力だけで動いているわけではありません。
評価する人がいます。
人事があります。
組織の事情があります。
ポストの空きがあります。
上司が変わることもあります。
会社の方針が変わることもあります。
仕事を頑張ること自体は苦ではありません。
むしろ、これからも頑張りたいと思っています。
でも頑張れば頑張るほど、期待も大きくなります。
そして、その期待と違う結果になれば、やっぱりショックを受けます。
20代の頃は会社一本だったからこそ、会社で起きたことが自分の人生全体にまで影響していたのだと思います。
だから30代になって、
会社で頑張ることは続けながら、会社とは別にも自分で積み上げられるものを持ちたい
と思うようになりました。
営業をしているからこそ、会社の看板のありがたさが分かる
営業として仕事をしていると、会社の看板に助けられている場面がたくさんあります。
例えば、新しいお客様にアポイントを取るときです。
会社名を伝えれば、
「一度話を聞いてみよう」
と思ってもらえることがあります。
でも、同じ内容を僕個人が突然連絡しても、おそらく同じ反応にはなりません。
会社名があるから、最初の扉が開く。
これは営業をしていると強く感じます。
提案の中身や、その後の関係づくりには営業個人の力が必要です。
ただ、そのスタート地点まで連れてきてくれるのは、会社の信用であることも少なくありません。
だから僕は、自分一人の実力だけでここまで仕事をしてきたとは思っていません。
先人たちが積み上げてきた信用を借りながら仕事をしている。
その自覚があります。
だからこそ、逆に興味が湧きます。
会社名がなくなったとき。
商品がなくなったとき。
既存顧客がいなくなったとき。
「りつまろ」という名前だけになったとき。
自分はどこまで人に興味を持ってもらえるのだろう。
それを試してみたいと思いました。
会社員は「何を売るか」から自由に決められるわけではない
会社員として営業をしていると、自分で決められないことも当然たくさんあります。
何を売るのか。
いくらで売るのか。
どんなサービスを作るのか。
どこに投資するのか。
何か新しいことをやろうと思えば、決裁を取らなければならないこともあります。
関係する部署との調整も必要です。
会社としての方針もあります。
予算もあります。
それが悪いわけではありません。
大きな組織で仕事をする以上、必要な仕組みです。
僕自身、管理職になって自由に動ける範囲は以前より広がりました。
それでも、
「何をやるか」からすべて自分一人で決めることはできません。
だからこそ僕は、一度やってみたくなりました。
何を書くのか。
誰に届けるのか。
何を売るのか。
どうやって知ってもらうのか。
いくらで提供するのか。
どこまで大きくするのか。
全部、自分で決める。
当然、その代わりに責任も全部自分に返ってきます。
失敗しても上司のせいにはできません。
会社の方針のせいにもできません。
でも僕は、その状態に魅力を感じています。
誰かが決めたことの責任を負うより、自分が決めたことの責任を負ってみたい。
それが僕にとっての自由の一つなのだと思います。
だから、RITSUMAROを始めた
もちろん、いきなり会社を辞めて起業しようとは思いませんでした。
家族もいます。
生活もあります。
会社員としての収入もあります。
そもそも、会社の看板を外した自分が、本当にお金を稼げるのかすら分かりません。
だから選んだのがブログでした。
ブログなら、比較的小さく始められます。
大きな設備投資も必要ありません。
サーバー代やドメイン代などはかかりますが、失敗したからといって生活が壊れるほどのリスクではありません。
一方で、
何を書くのか。
どんなブログにするのか。
どうやって読んでもらうのか。
どんな形で収益化するのか。
すべて自分で決められます。
僕にとってブログは、
会社員を続けながら、自分一人の実力を試せる場所
でした。
会社から逃げるためではありません。
むしろ、会社員として働きながら、もう一つ自分の世界を作ってみたいと思ったのです。
最初の1円は「RITSUMARO」という看板についた値段
僕はこのブログで収益を出したいと思っています。
もちろん、お金そのものも大切です。
でも僕にとって、最初の1円には金額以上の意味があります。
会社員としてもらう給与は、会社という仕組みの中で仕事をした対価です。
その中には、自分の力だけではなく、
会社のブランド。
商品。
組織。
先人たちの信用。
そうしたものも含まれています。
一方、ブログには最初は何もありません。
誰もRITSUMAROを知りません。
記事を書いても読んでもらえる保証はありません。
自分の経験を整理する。
知識を増やす。
文章にする。
それを誰かに届ける。
その結果として1円でも報酬が生まれたら、
僕にとっては、
「RITSUMARO」という自分の看板に初めて値段がついた
ような感覚になると思っています。
会社からもらう1万円と、自分で生み出した1円。
金額だけなら比べものになりません。
でも、その1円には別の意味があります。
会社の名前ではなく、自分の発信に対して生まれた報酬だからです。
会社の評価とは違う場所でも、自分の力を試してみたい
会社の評価には、いろいろな要素が入ります。
成果。
上司。
人事。
組織事情。
タイミング。
それも会社員として必要な仕組みだと思います。
ただ僕は、一度、
会社の評価制度とは違う場所でも、自分の力を試してみたい
と思っています。
その一つの結果が、僕にとっては収益です。
アクセス数が増える。
検索順位が上がる。
誰かに「参考になった」と言ってもらえる。
どれもうれしいと思います。
でも、自分の発信の結果として報酬が発生する。
それは、
自分が発信したものに価値を感じてもらえた結果の一つ
だと思っています。
だから、まずは最初の1円を作りたい。
そこから少しずつ、「自分の看板」の力を大きくしていきたいと思っています。
「会社名があるから話を聞く」から「りつまろだから読んでみよう」へ
僕がRITSUMAROで最終的に作りたいのは、単なる副収入ではありません。
「りつまろ」という名前そのものへの信頼です。
営業では、
「この会社の人だから話を聞こう」
という入口があります。
僕自身、それに何度も助けられてきました。
だからこそ今度は、
「りつまろが書いているから読んでみよう」
と思ってもらえるようになりたい。
そのためには、ただ記事を書くだけでは足りないと思っています。
仕事で経験を積む。
管理職として悩む。
失敗する。
学ぶ。
資格を取る。
新しい知識を身につける。
そして、それを自分の言葉で発信する。
僕は仕事やキャリアについて発信していきたいと思っています。
だから、資格を取ることも、仕事を頑張ることも、ブログを書くことも、僕の中では別々ではありません。
全部、
RITSUMAROという自分の看板に信用を積み上げていくためのもの
です。
いつか、
「仕事やキャリアについて考えるなら、りつまろの記事を読んでみよう」
と思ってもらえる。
そこまで自分自身の発信力を高めていきたいと思っています。
目標は会社を辞めることではない
ブログで稼ぎたいと言うと、
「会社を辞めたいの?」
と思われるかもしれません。
でも、僕は今のところ会社を辞めたいとは思っていません。
会社には会社の面白さがあります。
大きな組織だからできる仕事があります。
一人ではできない仕事があります。
いろいろな人と関わるからこそ得られる経験もあります。
管理職として人や組織を動かす仕事にも、難しさと面白さがあります。
だから仮に、いつかブログだけでも十分に生活できるくらい稼げるようになったとしても、会社員を続けているかもしれません。
僕が変えたいのは、
会社員でいなければならない状態です。
生活のために辞められない。
収入がなくなるから、会社の都合をすべて受け入れるしかない。
そうではなく、
「辞めることもできる。でも、自分がここで働きたいから働いている」
と言える状態になりたい。
会社員を辞める自由ではなく、
会社員でいることを、自分で選べる自由。
それが僕の理想です。
自分で生み出した収益を、次の選択肢につなげたい
僕の中では、ブログだけで終わりにするつもりもありません。
もしブログから収益が生まれるようになったら、そのお金を次の挑戦にもつなげたいと思っています。
資産形成に回す。
将来的には不動産投資なども考える。
自分の発信から生まれたお金を使って、さらに会社以外の資産を増やしていく。
そうすれば少しずつ、会社だけに依存しない状態を作ることができます。
僕の中には、
ブログで月100万円くらい稼げるようになりたい
という大きな目標もあります。
簡単ではないことは分かっています。
でも、もしそこまでいっても「会社を辞めたい」とは思わないかもしれません。
むしろ会社以外にも自分の基盤ができれば、今よりもっと活力を持って会社の仕事にも向き合える気がしています。
会社の評価に必要以上に振り回されなくなる。
やりたいことに挑戦しやすくなる。
そして何より、
会社員という働き方を、自分の意思で選べる。
それが一番大きいと思っています。
会社で積み上げたものを、自分の看板にも積み直したい
20代の頃、僕は会社一本で頑張ってきました。
そして今でも、それでよかったと思っています。
あの時間があったから、営業としての経験があります。
管理職としての経験があります。
仕事やキャリアについて、自分なりに考えてきたことがあります。
だから会社で積み上げたものを捨てたいわけではありません。
むしろ逆です。
会社で身につけたものを、今度は自分自身の看板にも積み直していきたい。
そう思っています。
会社員として仕事を頑張る。
経験を増やす。
資格を取る。
学び続ける。
そして、その経験や知識を自分の言葉で発信する。
会社の中だけで使っていた力を、少しずつ外にも持ち出していく。
それがRITSUMAROです。
営業として、会社の看板に何度も助けてもらってきました。
だからこそ、その看板の価値もよく分かっています。
そして今度は、自分自身の看板をゼロから育ててみたい。
「会社名があるから話を聞いてみよう」から、
「りつまろだから読んでみよう」へ。
そこまでたどり着けたら、きっと面白い。
まずは、自分の力で最初の1円を生み出すところから始めてみようと思っています。
