我が家で教育費について本気で考えるようになったのは、2人目の子どもが生まれたときでした。
1人目のときは、正直なところ「1人ならなんとかなるだろう」と思っていました。
でも、2人目が生まれてから考えたのが、2人分の教育費が重なるタイミングです。
特に気になったのが、上の子の大学入学と、下の子の中学受験が重なる可能性があること。
「この時期、かなりお金が必要になるんじゃないか?」
さらに考えていくと、子どもの進路は親の想定どおりになるとは限りません。
もし上の子が大学生になって、「海外に留学したい」と言ったらどうするか。
私は、本人が本気でやりたいのであれば、できる限り費用を出してあげたいと思っています。
そう考えるようになってから、教育費は単に「いくら貯めるか」ではなく、子どもの将来の選択肢をどこまで残してあげられるかという問題だと考えるようになりました。
今回は、30代・40代の会社員が今から考えておきたい「教育費と将来のお金」について、5つの視点から考えてみます。
まずは「教育費がかかる時期」を把握する
教育費を考えるとき、最初から「○千万円必要」といった大きな数字を見ると不安になってしまいます。
そこで最初に考えたいのが、
「いつ、お金が必要になるのか」
ということです。
子どもが幼いうちは、それほど教育費がかかっていなくても、中学校、高校、大学と進むにつれて負担が大きくなる可能性があります。
我が家の場合、特に意識したのが「上の子の大学入学」と「下の子の中学受験」が重なるタイミングです。
上の子には大学の入学金や学費が必要になる。一方で、下の子が中学受験をするなら、塾代や季節講習、受験料などが必要になります。
しかも、上の子から「海外に留学したい」と言われる可能性だってあります。
だから我が家では、「子ども1人に総額いくらかかるか」だけではなく、2人分の教育費がいつ重なるのかを見るようになりました。
教育費だけで家計を考えない
子どもがいると、どうしても教育費を最優先に考えたくなります。
できるだけ良い教育環境を用意したい。
やりたいことがあれば挑戦させてあげたい。親として自然な気持ちだと思います。
ただ、30代・40代の家計には教育費以外にも大きな支出があります。
住宅費、車、旅行、家電の買い替え、親のこと、そして自分たちの老後資金。
さらに、今の生活そのものにもお金が必要です。
教育費のために何もかも我慢してしまうと、10年、20年という長い子育て期間を苦しいものにしてしまうかもしれません。
だから私は、
「教育費をいくら貯めるか」ではなく、「家族全体のお金をどう配分するか」
という視点も大切だと思っています。
教育費について考えるようになってから、私自身のお金の使い方も少し変わりました。
その一つが飲み会です。
飲み会自体に行かなくなったわけではありません。
ただ、「なんとなく誘われたから行く」という飲み会には、以前ほど参加しなくなりました。
教育費を考えるようになって感じたのは、何でも我慢する必要はないけれど、自分にとって優先順位の低い支出は減らしてもいいということです。
30代・40代は「教育費」と「老後資金」が重なる世代
私は、2人目が生まれたことで、教育費だけでなく「そのとき自分は何歳なのか」も考えるようになりました。
30代・40代が難しいのは、教育費だけを考えていればいいわけではないことです。
たとえば40歳のときに子どもが10歳なら、大学進学の頃には50歳前後。
そこから定年までの期間を考えると、教育費が一段落してから老後資金をゼロから準備するのは少し大変です。
だからこそ、
教育費を準備しながら、自分たちの将来のお金も少しずつ準備する
という考え方が必要になります。
教育費は比較的「使う時期」が見えやすいお金です。
一方、老後資金はかなり先の話なので、つい後回しにしてしまいます。
しかし、老後資金には「時間を味方につけられる」という特徴があります。
毎月の金額がそれほど大きくなくても、30代・40代から長期間準備していけば、将来の選択肢を増やすことにつながります。
教育費か老後資金か。どちらか一方ではなく、両方を少しずつ考えていくことが大切なのだと思います。
収入を増やすことも「お金の準備」のひとつ
2人分の教育費について考えたとき、私が感じたのは「節約だけでは限界がある」ということでした。
もちろん、無駄な支出を減らすことは大切です。
でも、上の子の大学と下の子の中学受験、その先の進学まで考えると、支出を削るだけではなく、自分の収入そのものを増やさないと始まらないと思うようになりました。
そこで、以前より明確に意識するようになったのが、会社で職位を上げることです。
ただ仕事を頑張るのではなく、より大きな役割を担い、それに見合った収入を得られるようになることを意識するようになりました。
そして、会社からの給与以外にも自分で収入を生み出す可能性をつくりたいと思い、始めたことの一つがこのブログ「RITSUMARO」です。
教育費について考えたことが、結果として自分自身のキャリアや働き方を考えるきっかけにもなりました。
「今しかできないこと」にもお金を使う
将来のお金を考え始めると、使うことが怖くなることがあります。
教育費が必要。老後資金も必要。住宅ローンもある。
そう考えると、
「旅行はやめておこう」「外食も減らそう」「自分の趣味は我慢しよう」
となりがちです。もちろん、家計に無理をしてまでお金を使う必要はありません。
ただ、30代・40代の子育て世代には、今しかできない経験もあります。
子どもが小さいうちの家族旅行。休日に一緒に遊ぶこと。
家族で外食すること。自分自身の趣味や学びにお金を使うこと。
将来のためにお金を残すことは大切ですが、「将来のため」だけに今を使ってしまうのも少し違う気がします。
お金は貯めるためだけにあるものではなく、家族の時間や経験を豊かにするためのものでもあります。
だからこそ、
「貯めるお金」と「今を楽しむお金」の両方を最初から家計に入れておく。
そんな考え方があってもいいのではないでしょうか。
私は支出を減らすより収入を増やすことに主眼を置いています。人生一度きり、今を楽しむ方法を考えた方が良いと思ってるからです。
子どもの将来の選択肢を増やしたいから、教育費は準備する。
でも、そのために今の家族との時間をすべて我慢するのも違うと思っています。
私の場合は、何でも節約するのではなく、不必要な飲み会のような優先順位の低い支出は減らす。一方で、家族との食事や子どもの健康につながる食費など、自分たちが大切だと思うものにはお金を使う。
そのうえで、できるだけ収入そのものを増やしていく。
今のところ、この考え方が我が家には合っています。
まとめ|完璧な金額より「考え始めること」が大切
教育費や老後資金について調べると、さまざまな金額が出てきます。
それを見ると、
「こんなに貯められない」「もっと早く準備しておけばよかった」
と焦ってしまうこともあります。
でも、家庭によって収入も違えば、子どもの人数や進路、住宅事情、働き方も違います。
誰にでも当てはまる「正解の金額」があるわけではありません。
大切なのは、完璧な資金計画を作ることより、
自分たちの家庭では、いつ、何に、どのくらいのお金が必要になりそうなのか
を一度考えてみることです。
そして、教育費を準備する。老後資金も少しずつ積み立てる。仕事やキャリアを通じて収入を伸ばす。
今の家族との時間にもお金を使う。このバランスを、自分たちなりに考えていく。
30代・40代は、仕事でも家庭でも責任が増える年代です。
だからこそ、お金についても「なんとなく不安」で終わらせず、一度立ち止まって整理してみる。
それだけでも、これからの家族の選択肢は少しずつ増えていくのではないでしょうか。
