30代、40代になると、自分のためだけに生きることは難しくなってきます。
仕事では責任が増える。家庭を持てば、家族のことを考える。
子どもがいれば、教育や将来のことも考える。
住宅やお金、親のことなど、年齢とともに考えなければならないことは増えていきます。
気がつけば、朝起きて仕事に行き、帰宅して家のことをして、また翌朝仕事に向かう。
休日も家族の予定や用事で終わる。そんな毎日になっている人もいるのではないでしょうか。
私は平日、朝6時に起きて子どもを起こし、朝食をとって会社へ向かいます。
仕事を終えたら子どもの塾へ迎えに行き、帰宅後は勉強を見てから寝る。これがわが家の平日の基本パターンです
私は、ここにもう一つ、自分のための時間を加えたいと考えています。
もちろん、家族との時間や育児をおろそかにしたいわけではありません。
これも人生の大切な一部分だと思います。
でも、ときどき立ち止まって考えてみたいことがあります。
「自分自身がやりたいことは、今できているだろうか」
30代、40代になったからといって、自分の人生を諦める必要はありません。
むしろ、これから先の人生がまだ長いからこそ、仕事や家族を大切にしながら、自分自身の人生についても考えていきたいと思っています。
私自身も、仕事や子育てで忙しい中、このRITSUMAROを始めました。
「もっと時間に余裕ができてから」と考えていたら、いつ始められるかわかりません。
だからこそ、完璧な環境を待つのではなく、今できる範囲で始めてみることを大切にしています。
今回は、30代・40代になっても「自分の人生」を大切にするために、これから意識したいことについて考えてみます。
30代・40代は「誰かのため」に使う時間が増えていく
20代の頃と30代以降では、時間の使い方が大きく変わります。
若い頃は、「休日はどこへ行こう」「何を買おう」「何を勉強しよう」
と、自分中心に自由に予定を決めることができました。
仕事もプライベートもその時の気分で決められることが多かったです。
しかし、年齢を重ねるにつれて、自分以外のために使う時間が増えていきます。
仕事では部下や後輩のことを考える。家庭ではパートナーや子どものことを考える。
というように、自分が担う役割が増えていきます。
それ自体は悪いことではありません。
むしろ、誰かに必要とされることは幸せなことでもあります。
ただし、「誰かのため」を優先し続けて、自分自身を完全に後回しにしてしまうこと
には少し注意が必要だと思っています。自分の人生も、同じように大切だからです。
「いつかやりたい」の“いつか”は、自分で作らなければ来ない
「仕事が落ち着いたら旅行したい」「子育てが落ち着いたら趣味を始めたい」
「時間ができたら勉強したい」「もう少し余裕ができたら新しいことに挑戦したい」
私たちはつい、やりたいことを未来に置いてしまいがちです。
でも、30代・40代になると気づくことがあります。待っていても、なかなか暇にはならない。
一つの仕事が終われば、また次の仕事が始まります。
私は営業職ですが、営業の仕事に明確な終わりはありません。
目標達成しても、より高い評価を得ようとすれば、無限に頑張るしかありませんから。
子育てにも、その年齢ごとの忙しさがあります。赤ちゃん、保育園送り迎え、塾送り迎え、学校行事……。
生活にも次々と新しい予定が入ってきます。
「時間ができたらやろう」と考えていると、5年、10年と時間が過ぎてしまうかもしれません。
だからこそ、やりたいことのための時間は、自分で先に作る。
という考え方が必要なのだと思います。
大きなことを始める必要はありません。
月に一度好きなことをする。年に一度行きたかった場所へ旅行する。
週末に1時間だけ勉強する。
それだけでも十分です。
私は、自分一人で使える時間はいつだろうと考えたときに、通勤時間や早朝の家族が起きない時間だと考えました。
この時間を活用して、趣味のスポーツ観戦を楽しんだり、資格の勉強をしたりしています。
仕事は大切。でも「仕事=人生」にしない
会社員として働いていると、仕事は生活の大部分を占めます。
平日の多くの時間を仕事に使い、昇進や評価、売上や目標について考えます。
仕事で成果を出せば嬉しい。昇進すれば達成感もあります。
責任のある仕事を任されることも、大きなやりがいになります。
だからこそ、仕事を頑張ること自体はとても大切です。
ただ、仕事だけが自分の人生になってしまうのは少し違う
とも思っています。会社での肩書きは、人生における自分の一部分にすぎません。
会社を離れれば、親だったり、夫や妻だったり、友人だったり、
一人の趣味を楽しむ普通の人だったりします。
仕事がうまくいかない時期があったとしても、それだけで人生すべてがうまくいっていないわけではありません。
仕事以外にも自分の居場所を持っておくことは、長い人生を考えるうえで大切なことだと思います。
家族を大切にすることと、自分を大切にすることは両立できる
家庭を持つと、「自分のことより家族を優先するべき」と考える場面も増えてきます。
もちろん、家族を大切にすることはとても重要です。
ただ、自分のやりたいことをすべて我慢することが、家族を大切にすることではないとも思います。
たまには自分の趣味に時間を使う。友人と出かける。
勉強したいことがあれば挑戦する。一人でゆっくり過ごす時間を作る。
そんな時間があってもいいはずです。
むしろ、自分自身が充実しているからこそ、仕事や家庭にも前向きに向き合えることがあります。
家族を大切にする。同時に、自分の人生も大切にする。
どちらか一方を選ぶのではなく、
両方を大切にする方法を考える。
30代・40代では、そんな考え方を持っておきたいと思います。
お金は「貯める」だけではなく、人生を豊かにするためにも使う
30代・40代になると、お金について考える機会も増えます。
住宅費。子どもの教育費。老後資金。もしものときの貯蓄。
将来を考えれば、お金を貯めることはもちろん大切です。
ただ、将来への不安が強くなりすぎて、
今しかできない経験まで諦めてしまう
のは少しもったいないと思います。
子どもが小さいときの家族旅行。ずっと行きたかった場所。挑戦してみたかった趣味。
自分を成長させるための勉強。こうした経験にも、お金を使う価値があります。
もちろん、無計画に使えばいいということではありません。
将来のために備えながら、今の人生にも適切にお金を使う。
このバランスを考えることが大切です。
お金は貯めること自体が目的ではなく、自分や家族の人生を豊かにするための手段でもあるからです。
年齢を理由に「もう遅い」と決めつけない
30代、40代になると、
「今さら始めても遅いかな」
と思うことがあります。
新しい資格。転職。副業。趣味。スポーツ。勉強。
何かに挑戦しようと思ったとき、「もっと若いときに始めておけばよかった」
と考えてしまうこともあります。
でも、今から5年後を考えてみてください。
何もしなくても5年後はやってきます。
今35歳なら40歳になります。今40歳なら45歳になります。
だったら、
5年後に「あのとき始めておけばよかった」と思うより、今日少しだけ始めてみる。
そのほうがいいのではないでしょうか。
30代・40代には、若い頃にはなかった経験があります。
仕事の経験。人間関係の経験。失敗した経験。自分の得意・不得意についての理解。
それらを持った状態で新しいことを始められるのは、むしろ大人になってからの強みです。
「自分は何をしていると楽しいのか」を忘れない
忙しい毎日を送っていると、
「自分が何をしたいのかわからない」
という状態になることがあります。
仕事では会社から求められることをする。
家庭では必要なことをする。
毎日やるべきことをこなしているうちに、自分が何を好きだったのかを考える時間がなくなってしまいます。
そんなときは、「将来何を成し遂げたいか」
のような大きな問いを考える必要はありません。
もっと簡単でいいと思います。
「最近、何をしているときが楽しかっただろう?」
友人と話している時間。家族と出かけた時間。
スポーツをしている時間。本を読んでいる時間。一人でコーヒーを飲んでいる時間。
何でも構いません。
そうした小さな「好き」を生活の中に増やしていくことも、自分の人生を大切にすることにつながります。
人生の優先順位は、変わっていい
20代で大切だったことと、30代で大切なこと。
30代で大切だったことと、40代で大切なこと。
それぞれ違って当然です。
若い頃は仕事で成功することが一番だった人が、家族との時間を大切にするようになることもあります。
逆に、子育てが少し落ち着いてから、もう一度仕事に力を入れたいと思うこともあるでしょう。
趣味や勉強、新しい挑戦を始めたくなることもあります。
大切なのは、昔決めた人生の価値観に、ずっと縛られ続けないこと。
環境が変われば、優先順位も変わります。
だから、ときどき自分に問いかけてみる。
「今の自分にとって、一番大切なものは何だろう」
その答えに合わせて時間の使い方を少しずつ変えていけばいいのだと思います。
これからの10年で「やりたいこと」を考えてみる
30代・40代は、人生の折り返し地点のように感じることがあります。
でも実際には、この先にも長い時間があります。
だからこそ、一度考えてみたいことがあります。
「これから10年で何をしたいか」
仕事でどんな経験をしたいのか。家族とどこへ行きたいのか。
何を勉強したいのか。どんな趣味を楽しみたいのか。
どんな人と時間を過ごしたいのか。どんな毎日を送りたいのか。
すべてを明確に決める必要はありません。
ただ、自分の人生について考える時間を持つだけでも、日々の選択は少し変わってきます。
仕事だけではなく、
家族。健康。お金。趣味。学び。友人。そして、自分自身。
それぞれを少しずつ大切にしながら生きていく。
そんな人生でもいいのではないでしょうか。
まとめ|仕事も家族も大切にしながら、「自分の人生」も生きていく
30代・40代は忙しい年代です。
仕事では責任が増え、家庭でもやることが増えていきます。
だから、自分のことが後回しになってしまうのは、ある意味では自然なことなのかもしれません。
でも、自分の人生まで後回しにする必要はありません。
仕事を頑張る。家族を大切にする。将来のためにお金を準備する。健康にも気をつける。
そのうえで、自分の好きなことをする。
行きたい場所へ行く。新しいことを学ぶ。
やってみたかったことに挑戦する。
そんな時間も大切にしていいと思います。
人生には、「落ち着いたらいつか」と思っているうちに過ぎてしまう時間があります。
だからこそ、
未来のために今を犠牲にしすぎない。
今のために未来を犠牲にしすぎない。
その間にある、自分なりのバランスを探していく。30代・40代は、何かを諦める年代ではありません。
これまで積み重ねてきた経験を持って、これからの人生をもう一度自分で選んでいける年代です。
「自分はこれから、どんな人生を送りたいだろう」
忙しい毎日の中で、ときどきそんなことを考える時間を作る。
それが、自分の人生を諦めないための最初の一歩なのだと思います。
