仕事も頑張りたい。
でも、子どもとの時間も大切にしたい。
2児の父として働いていると、この2つをどう両立するか悩むことがあります。
私自身、以前は仕事が忙しく、家に帰る頃には子どもがすでに寝ていることがありました。
最初は、
「仕事だから仕方がない」
と思っていた部分もあります。
でも、そんな生活を続けているうちに、上の子との関係に少し違和感を持つようになりました。
話しかけても反応が薄い。
私に対する発言にも、以前より棘があるように感じる。
もちろん、反抗期ということもあります。
それでも、
「自分は子どもと過ごす時間をちゃんと作れているだろうか」
と考えるようになりました。
そこから私は、仕事の予定の入れ方と、子どもとの接し方の両方を変えるようになりました。
今でも、仕事と子育てを完璧に両立できているとは思っていません。
それでも、以前より普通に子どもと話せる日は増えました。
今回は、仕事が終わるまで働いていた私が、子どもとの時間を作るために変えたことを書いてみます。
帰宅すると、子どもが寝ていた
仕事が忙しかった頃、帰宅時間が遅くなることがありました。
家に帰ると、子どもはもう寝ている。
そんな日が続くと、平日に子どもと話す時間はほとんどありません。
仕事をしているときは、
「この仕事を終わらせてから帰ろう」
と思います。
でも、一つ終わると次の仕事が出てきます。
気づけば帰宅時間が遅くなっている。
当時は、それも会社員として仕方がないことだと思っていました。
ただ、子どもからすれば、父親の仕事が忙しいかどうかは関係ありません。
単純に、父親と一緒にいる時間が減っていました。
そのことを意識するようになったのは、上の子との距離を感じ始めたからです。
話しかけても反応が薄く、発言にも棘を感じるようになった
上の子に話しかけても、あまり反応がない。
私に対する発言にも、少し棘がある。
そんなことが増えたように感じました。
もちろん、それがすべて私の帰宅時間のせいだとは思っていません。
上の子は反抗期でもあります。
子どもの成長の中で、親との距離感が変わっていくこともあると思います。
ただ、自分自身を振り返ってみると、
「そもそも最近、上の子とちゃんと話す時間を作れていただろうか」
と思いました。
仕事が忙しくて帰宅が遅い。
そして、わが家にはもう一つ大きな変化がありました。
下の子が生まれたことです。
赤ちゃんが生まれて、上の子との時間がさらに減った
わが家には2人の子どもがいます。
上の子は小学生。
下の子はまだ赤ちゃんです。
2児の父になって感じたのは、2人の子どもに同じように時間を使うことは難しいということでした。
赤ちゃんは一人では行動できません。
当然、大人が手をかける時間が多くなります。
一方で、小学生の上の子は、一人でできることがかなり増えています。
そのため、気づかないうちに、
「上の子は一人でできるから大丈夫」
と考えていた部分があったと思います。
仕事で帰宅が遅くなる。
家に帰ってからも、赤ちゃんに使う時間が多くなる。
その結果、上の子と私が向き合う時間が少なくなっていました。
上の子の発言に棘を感じるようになったのも、反抗期だけではなく、こうした環境も原因の一つだったのではないかと私は感じています。
反抗する一方で、甘えることも増えた
印象的だったのは、赤ちゃんが生まれてから、上の子が以前より甘えるようになったことです。
反抗期なので、私への発言には棘がある。
でも、一方では甘えてくる。
最初は少し不思議でした。
でも考えてみれば、小学生になって一人でできることが増えたからといって、親を必要としなくなったわけではありません。
赤ちゃんに親の時間が向いているからこそ、上の子も親との時間を求めているのかもしれない。
そう考えるようになりました。
そこで私が意識するようになったのが、上の子と1対1で過ごす時間を作ることです。
その一つが、塾の送り迎えでした。
塾の送り迎えを、上の子と過ごす時間にした
私はできるだけ、上の子の塾の送り迎えをするようになりました。
送り迎えというと、単純な子育ての役割分担に見えるかもしれません。
でも、私にとってはそれだけではありません。
赤ちゃんがいる家庭の中で、上の子と私が2人で過ごせる時間でもあります。
だからといって、塾の帰りに毎回たくさん話をするわけではありません。
何も話さずに帰る日もあります。
反対に、その日にあったことを最初から最後まで振り返るように、たくさん話してくれる日もあります。
ときには、帰り道に徒競走の練習をしながら帰ることもあります。
こういう時間は、以前の生活ではあまり作れていませんでした。
一緒にいるからといって、無理に話しかけない
もう一つ、意識するようになったのが子どもとの距離感です。
せっかく送り迎えをしているのだから、
「今日は塾どうだった?」
「学校はどうだった?」
といろいろ聞きたくなることもあります。
でも、今は子どもの機嫌が悪そうなときには、無理に話しかけないようにしています。
塾で疲れているのかもしれない。
何か嫌なことがあったのかもしれない。
単純に、今は話したくないだけかもしれない。
理由は分かりません。
だから、親の私が無理に会話を作ろうとしない。
話したい日は話す。話したくない日は話さない。
それくらいの距離感でいいのではないかと思うようになりました。
何も話さない日があっても、次の日には一日の出来事を全部話してくれることもあります。
子どもとの時間を作ることと、その時間に無理やりコミュニケーションを取ることは、別なのだと思います。
子どもとの時間は「仕事が終わってから」では作れなかった
ただ、塾の送り迎えをしようと思っても、仕事を以前と同じようにしていたら時間は作れません。
そこで、仕事のやり方も変えました。
一番大きく変えたのは、
夕方になったら、一度仕事をやめて帰る
ということです。
以前は仕事が終わったら帰ろうとしていました。
でも、仕事はなかなか「全部終わった」という状態にはなりません。
だから、
「この仕事が終わったら帰る」
ではなく、
「夕方になったら一度仕事を止める」
に変えました。
そして、その時間にはできるだけ会議を入れないようにしました。
子どもとの時間を、仕事が終わった後の余った時間にしないためです。
最初は夕方の会議を断っていた
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
それまで普通に働いていた時間なので、夕方にも会議は入ります。
塾の送り迎えをするためには、会議を断らなければならないこともありました。
ここは、実際にやってみると簡単ではありませんでした。
自分が、
「この時間は子どものために使いたい」
と思っていても、仕事は一人でするものではないからです。
周囲の理解を得ながら働き方を変えていくことは、大変だと感じました。
それでも、夕方には会議を入れないようにする。
必要であれば断る。
それを続けているうちに、少しずつ周囲にも伝わるようになりました。
今では、自然とその時間には会議が入らなくなっています。
自分が大切にしたい時間を決め、それを行動で示し続けることで、周囲の予定の組み方も少しずつ変わっていったのだと思います。
関わり方を変えても、反抗期がなくなるわけではない
では、こうしたことを始めて、上の子との関係が劇的に変わったのか。
そんなことはありません。
今でも反抗期です。
私への発言に棘を感じることもあります。
機嫌が悪い日もあります。
でも、以前と比べると、普通に話せる日は増えました。
何も話さず帰る日もあれば、その日にあったことを全部話してくれる日もある。
徒競走の練習をしながら帰る日もある。
甘えてくることもある。
それでいいのだと思っています。
子どもとの関係を良くしようとして、親の側から無理に距離を縮める必要はないのかもしれません。
大切なのは、子どもが話したいとき、甘えたいとき、一緒に何かしたいときに、親がそこにいられることではないかと感じています。
仕事と子育ての両立は、どちらも完璧にすることではない
以前の私は、仕事を終わらせてから家庭の時間を作ろうとしていました。
でも、その働き方を続けた結果、帰宅すると子どもが寝ていました。
さらに赤ちゃんが生まれ、家に帰ってからも下の子に時間を使うことが増えました。
気づけば、上の子と向き合う時間がかなり減っていました。
そこで私は、順番を変えました。
仕事が終わったら子どもとの時間を作るのではなく、子どもとの時間を先に確保して、その前提で仕事を組み立てる。
夕方になったら一度仕事を止める。
夕方には会議を入れない。
塾の送り迎えをする。
そして、せっかく一緒にいるからといって、無理に話しかけない。
今はそんなやり方をしています。
仕事と子育ての両立に、誰にでも当てはまる正解があるとは思っていません。
子どもの年齢も違えば、仕事の状況も家庭環境も違います。
わが家でさえ、小学生の上の子と赤ちゃんでは、必要な関わり方がまったく違います。
だから私は、「仕事と子育てを同じくらい完璧に頑張ること」を両立だとは考えなくなりました。
まとめ|子どもが話したいときに、そこにいられる父親でいたい
仕事が忙しかった頃、家に帰ると子どもは寝ていました。
上の子に話しかけても反応が薄く、発言にも棘を感じる。
さらに赤ちゃんが生まれ、どうしても下の子に時間が寄るようになりました。
一方で、上の子が以前より甘えるようにもなりました。
そこで初めて、
上の子と過ごす時間を、自分から作らなければいけない
と考えるようになりました。
今は夕方になったら一度仕事を止め、できるだけ会議を入れず、塾の送り迎えをしています。
送り迎えをしても、何も話さない日があります。
一日の出来事を全部話す日もあります。
徒競走の練習をしながら帰る日もあります。
反抗期なので、発言の棘がなくなったわけでもありません。
それでも、普通に話せる日は増えました。
私にとって仕事と子育てを両立するということは、仕事も子育ても完璧にこなすことではありません。
子どもが話したいとき、甘えたいとき、一緒に走りたいときに、そこにいられる時間を作ること。
そのために私は、仕事が終わるのを待つのではなく、仕事を一度止めて帰るようになりました。
これから子どもが成長すれば、親との距離感もまた変わっていくと思います。
それでも、その時々で子どもとの距離を見ながら、自分の仕事の仕方も変えていきたいと思っています。
